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良いエラーと、悪いエラー。私たちが求めるのは「エラーゼロ」ではない

はじめに

「エラーをするな!」

野球をしていれば、一度は言われたことがある言葉かもしれません。

でも、私は選手たちにこう伝えたいと思っています。

君たちはプロ野球選手でもない。
まして高校野球選手でもない。

君たちは、リトルシニアで野球をする中学生であり、スポーツ少年団で野球をする小学生です。

プロ野球選手だってエラーをします。

それなのに、君たちに「エラーゼロ」を求める必要があるでしょうか。

私たちが求めているのは、エラーの数ではなく、エラーの質です。


目次

  1. 良いエラーとは
  2. 悪いエラーとは
  3. エラーを恐れない選手になろう
  4. 少年野球とリトルシニアで大切にしたいこと
  5. 指導者が見るべきもの
  6. エラーを次の成功につなげる

1.良いエラーとは

私が考える「良いエラー」は、

「アウトにするために挑戦した結果のエラー」

です。

例えば、

  • 難しい打球に一歩目を速く切った
  • 前に落ちそうな打球に思い切ってチャージした
  • 際どい打球に飛び込んで捕りにいった

結果としてエラーになったとしても、そこには**「アウトにしたい」という意思**があります。

もちろん、そこで終わりではありません。

「一歩目をあと半歩早くできなかったか」

「捕球する位置はどうだったか」

「送球までの動作をもっと速くできないか」

失敗したからこそ、次につながる課題が見えてきます。

挑戦した結果のエラーは、成長するための材料です。

私は、こういうエラーを次の成長に繋がる良いエラーと思っています。


2.悪いエラーとは

一方で、なくしてほしいのが、準備不足によるエラーです。

例えば、

  • 打球が飛んできても一歩目が出ない
  • 「自分のところには来ないだろう」と思っている
  • アウトカウントや走者の状況を確認していない
  • 声を出さず、味方との連携ができていない

そして、もう一つ。

外野フライを前に落とす

外野フライを追っていて、追いつきそうなのに最後に前へ落としてしまう。

これは非常にもったいない「チャレンジできていない」典型的なエラーです。

最初の一歩が遅れた。
落下地点の判断を間違えた。捕球するための準備ができていなかった。
色々理由はあるのでしょうが、「捕れなかった」という結果だけを見るのではなく

「なぜ捕りにいかなかったのか」を考えさせることが大切です。


3.エラーを恐れない選手になろう

エラーを怖がるようになると、

「難しい打球だから無理をしない」

「前に出るのをやめる」

「捕れるか分からないから最初から諦める」

というプレーにつながってしまいます。

それでは、目先のエラーは減っても、選手としての成長は止まってしまいます。

野球では、失敗を恐れずに一歩目を出す勇気が必要です。


4.少年野球とリトルシニアで大切にしたいこと

少年野球では

まず、

ボールに向かっていくこと。

一歩目を出す。

声を出す。

最後まで追う。

思い切って捕りにいく。

多少エラーが増えても、まずはこの経験を積んでほしいと思います。

リトルシニアでは

中学生になれば、そこから一歩進みます。

「どうすれば、このプレーを成功させられるのか」

を考える。

準備、ポジショニング、一歩目、捕球、送球。

技術と判断で、挑戦したプレーを成功に近づけていく。

それがリトルシニアで身につけてほしいことです。


5.指導者が見るべきもの

指導者も、スコアブックの「E」の数だけを見てはいけないと思います。

同じエラーでも、

「よくそこまで追ったな」

というエラーもあれば、

「なぜ一歩目が出なかった?」

というエラーもあります。

だから、エラーをした選手にただ怒るのではなく、

「今のプレーで、何ができて、何ができなかった?」

と考えさせる。

挑戦した結果のエラーなら、

「ナイスチャレンジ。次は捕ろう!」

と言ってあげる。

準備不足のエラーなら、

「これは次から変えよう」

と具体的に伝える。

それが指導者の役割だと思います。


6.エラーを次の成功につなげる

野球は、失敗のスポーツです。

だから私は、子どもたちに

「エラーをするな」ではなく、
「良いエラーをしよう」

と伝えたい。

そして、

良いエラーは、次の成功につなげる。
悪いエラーは、同じことを繰り返さない。

エラーを恐れず、ボールに向かっていく。

失敗したら、なぜ失敗したのかを考える。

その積み重ねが、少年野球からリトルシニア、そしてその先のステージにつながっていくのだと思います。

最後に

エラーゼロを求めているのではありません。

私たちが求めているのは、

「エラーの質」です。

失敗を恐れず挑戦する選手。

そして、失敗から学んで成長できる選手。

そんな選手に、少年野球からリトルシニアまで育ってほしい。

立派な心と丈夫な体を作ろう!

それではまた!!