失われた30年
日本のバブル崩壊後(1990年代初頭)から現在をそう言うようになりました。
日経平均株価はバブル時の高値をまだ超えていなので、景気はまだバブルの頃に遠く及んでいないというのは、私は間違いだと思います。仮にバブルの頃に投資を始めた人でさえ、配当利回り込みの場合は、日経平均は完全に戻っています。
また、投資価値としては、バブル当時の配当利回りやPER、PBRを現代と比較すれば、投資家が日本の企業に投資する価値は、理解できるはずです。
いわゆる「定量的に」という意味です。
さらに、2008年(リーマンショック)以降に投資していれば、必然的に市場は右肩上がりですので、この15年間は、いつ株式投資を始めたとしても、プラスが出ているのではないでしょうか。
私達はデフレ時代を生きた
デフレ=世の中の日用品やサービスの価格(物価)が全体的に下落すること。労働者の賃金も下落傾向
これは、バブル崩壊後鮮明でした。
そのため、日本の企業経営者はいかに安さを追求した商品を世に送り出してきたことか。
その中でも、100円ショップや、ファミレスのサイゼリア、ファッションでいう「しまむら」に代表されるように、多くのデフレマインドの企業が、勝ち組となってきました。
私生活でも節約思考が推奨され、イオンに代表されるように、デパートだけではなく、大規模スーパーを主流とする企業が伸びてきたことは、間違いありませんね。
現代はインフレマインド
インフレ=私たちが普段買っている日用品やサービスの値段(物価)が上がること。労働者の賃金も上昇傾向
バブル崩壊後は就職するにしても、企業に私達が選んでもらっていた時代ですが、現在はどうでしょうか。
大企業は人材確保のため、あの手この手を使って宣伝や求人募集をしていますね。
さらに、電気代や日用品、様々なサービスが高騰し始めているこの時代を私達は、生き抜いて行かなければなりません。
これからの人生はマインドチェンジが必要
節約と貯金だけでは、これから始まるであろうインフレ社会を幸せに生き抜いていけないと、私は思っています。
単純な例を2つ下記します。
・電気代を10%節約したのに、単価が20%値上がりしたのでは収支はマイナスです。
・貯金を1年間で、頑張って100万円したのに、インフレが3%したら貯金額の価値は97万円になってしまいます。
それでは、何を重視すべきなのか
答えも単純に下記します。
・収入を増やします。
サラリーマンの場合収入を増やす方法は、給料のベースアップ、副業、転職、投資です。
経済ニュースでは、給料の賃上げばかりにフォーカスされていますが、会社が自分に合っていなければ現代社会において、私は転職はありだと思っています。
さらに、副業や投資を混ぜることで収入は増やすことができるはずです。
アメリカからFIREブームが生まれたのは、過去のアメリカという国の株式市場や経済成長、働き方の自由が証明していますね。
逆に日本は、終身雇用の仕組みがあり、企業が積極的に投資をせず、会社資本を守る世代で育ってきた経営者や企業幹部がいる会社に、在籍し続ける必要性はあるのでしょうか。
終身雇用の考え方は、従業員の雇用を守る考え方で、過去に成功したデフレマインドになりますが、これからの時代で考えた場合、個人的にはかなり疑問が残ります。皆様はどうでしょうか・・・。
私達は自分自身で新たな価値をみつけ、それに向けて人生設計を考える折り返し地点に立っているのかもしれません。
そして現代は、「企業価値向上⇒投資収益増⇒再投資」の好循環目指して、東証もPBR1倍割れ企業に改善要請を出している時代です。その他要因も重なってですが、最近は日経平均株価は、バブル以降最高値更新が連日ニュースになっています。
現状維持は後退
ウォルトディズニーの名言に
ディズニーランドはいつまでも未完成で
現状維持では後退
という言葉があります。
あの大人気のディズニーランドの入園料は1983年4月開演当初、大人一人3,900円でしたが
23年6月現在は、7,900〜9,400円です。さらに、10/1から7,900円〜10,900円に値上がりします。
それでも当時より人気があるのは、絶え間ないイノベーションにあります。
物の価値以上に、自分自身を成長させていくこと
私達が金融商品に投資し、社会と共に投資商品の価値を上げることが
この社会を生き抜く上での必然でもあるはずです。
皆様にとってご参考になれば幸いです。
それではまた👋👋